いやまぁ、謝ることって自分の非を認めること、なわけで、
謝ることで自分のほうに責任とかが来てしまいますので、単純に受け入れるのはなかなか難しい、それはわかります。でも、「謝る」としたら、基本的にはまず相手の言うことを肯定する、が必須なんだと思っております。
謝るということは何か
謝ること、というのは、「相手に何かしらの不利益が生じた」ということを検知し、
それを和らげるために起こす行動、なはずなのです。
つまり、相手のネガティブな気持ちをできれば0、可能であればプラスに持っていく
ということが求められているわけです
では謝られる側が期待すること
謝られる側、というのはひとえに以下を期待するわけですよね
- 1.悪いと思っている、ということがまず伝わってくる
- 2.じゃぁ発生した不利益に対する補填、保証ってなんぞ?
- 3. そして今後はどうするの?
なので、基本的にはまず謝罪から入り、相手が喜びそうな手土産をだし、最後に改善策を提示する、というのが一番すっきりする流れになるかと思います。
では、理想パターン:例 納期に間に合わない場合の出だし。
Aさん!!申し訳ありません。X案件のタスク、納期に間に合いそうもありません!!
え?どうしたの?何があったの?
仕様ですこし大きな見落としがあって……実はこの土日でリカバリ頑張ったのですが、どうしてもあと3日程度、いただけないでしょうか……?
見落とし・・・ってその発生原因はどこ?設計?要件定義?
実は……要件定義のところで、御社とのお話の中で、そこは考慮いいかな、っておっしゃっていた部分が仕様上ボトルネックとなってしまい…
そっかー……じゃぁ責任は半々ぐらいかなー。
3日ぐらいなら何とかなると思うから、とりあえずは進めよう
ここで大事なのは、向こうから聞かれるまで、変に言い訳はしない、だと思っております。
ではNGパターン
NGパターン:例 納期に間に合わない場合の出だし。
Aさん。X案件の件ですが……。要件定義の際にOKもらってた部分で仕様NGがついちゃったので、そのリカバリで納期間に合いそうもないっす!!
(……え?こっちだけ悪いん?
かなり極端ですが、下のほうはなんかこう、悪いと思ってる、が伝わってこないですよね…
なので、まずは申し訳ないとおもってるんだよぉぉというところを前面に伝えて、相手の反応を見る、
そして、相手の反応から徐々にこちらのペースに持っていけるよう落としどころを頑張って引っ張る、というのが、「謝罪交渉」なのかなぁと私は思っています。
一番やっちゃいけないこと
逆切れ。これにつきます。
まぁ、謝るとやや理不尽なことを言われたりすることがあると思います。
いやそこまで言う?とか、ちょっとそれ違うんじゃね?と納得しかねることも多々いわれると思います。でも、そこでそれを否定すると、かえってめんどくさくなります。
まぁ誰がどう考えても、おかしいことをやんわりと、その件はちょっと違うので訂正を……とかなんとか軌道修正するのはいいと思うのですが、時として
「こっちだけが悪いんですか」
「こっちもできる限りやってるんすよ!!」
とか言ってくる人がいるんですよね。
でもそれって、裏を返せば「謝ってるんだからいいだろ」と、許すことを強要する謝りなんですよね。
つまり、謝るほうが上に立ってる謝罪って謝罪なん?っていうあれですよ。
そんなことされたら、相手も相手でふざけんな!となりますよね。
なので、謝罪ってのはやっぱり相手の立場で考えて物を言わないと、いけないかな、とつらつらと思ったことを書いた次第であります。
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